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当院の宝物

絹本著色聖宝像 一幅(国重要文化財)2|林昌院

絹本著色聖宝像

当院の宝物、絹本著色聖宝像(けんぽんちゃくしょくしょうぼうぞう)は現在非公開となっております。

 分類 国・重要文化財
 種別 絵画
 指定(登録)年 平成4年(1992)
 時代 南北朝

醍醐寺だいごじの開山である聖宝理源大師しょうぽうりげんだいし(832~909)の肖像画です。
お軸は、聖宝が右手に五鈷杵ごこしょを持ち、左手に袈裟けさの端を握り、牀座上ゆかざじょうに坐すところが描かれています。
この姿は、上醍醐かみだいごの開山堂に安置されている彫像の聖宝像と一致しています。上醍醐開山堂の像は、弘長こうちょう元年(1261)に再興された像ですが、聖宝を描くときの規範となった像でございます。
本図には、旧裱背墨書銘ひょうはいぼくしょめいが伝えられており、かつて醍醐寺に伝えられていたことがわかります。また、現在の裱背墨書銘には、応永おうえい25年(1418)の年紀があり、これを修理銘とすれば、本図の制作はもう少し古くなり、南北朝~室町時代初期ということになります。
いずれにしても、現状では最も古い聖宝の画像であり、貴重な作例です。

秋葉山 林昌院(りんしょういん)
住所:春日井市田楽町1716番地
電話:0568-84-6238
FAX:0568-84-2620
・JR中央本線春日井駅から名鉄バス 
・小牧行き 西町屋バス停下車 徒歩10分