ねころびサーチ(仮称)

保護動物たちと里親様を繋ぐサイト

ねころびの「TNR活動」

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TNR とは、野良猫を捕獲(Trap・トラップ)し、不妊去勢手術(Neuter・ニューター)を行い、元の場所に戻す(Return・リターン)猫にも人にも優しい地域活動です。この活動は一匹の野良猫から子猫が産まれ続けることによる野良猫の繁殖を、親猫に不妊去勢手術を施すことにより防止し『飼い主のいない猫』に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。
TNR は地域から野良猫を無くすための最も効果的な活動と言われています。リターンした猫は『さくらねこ=地域猫』として地域と共存しながら、一代限りの命を全うさせます。TNR活動は地域の方のご理解なしには進みません。そのためねころびは、名古屋市の支援下で地域猫対策(TNR)が行える「なごやかキャットサポーター」の資格を取得しました。一人で出来る事は限られています。ねころびはより多くの方々に「なごやかキャットサポーター」となっていただき、より多くの地域で「TNR活動」が行えるよう支援しています。

ねころびのTNR活動は日々、Instagram(インスタグラム)にアップしています。下のボタンからご覧ください。

全国の保健所には毎日たくさんの犬や猫が運ばれてきます。
そして、その多くは産まれて間もない子猫です。
母親から離れてしまった小さな命は、運よく引き取り手が見つからない限り数日中に殺処分されます。
後にこの数字について詳しく説明をしますが、13分に1頭。
これが全国で殺処分されている犬や猫の数です。

犬は生後6〜9ヶ月で妊娠可能となり年に約2回出産。1回に5〜10匹の赤ちゃんを産みます。
これに対して猫は、生後4〜12ヶ月で子猫を産めるようになり、年に2〜4回出産、1回に4〜8匹の赤ちゃんを産むんです。

産まれた猫ちゃんの半数がメスとすると、その子猫たちも生後半年ほどで妊娠して出産、翌年には年に3、4回出産するようになります。

猫の妊娠期間は2カ月です。お腹が大きくなったなと思ったら、あっという間に赤ちゃんを産むんです。

手術するなんて可哀そうじゃない?
活動を行なっているとこういう声にも出会います。ですが、妊娠、出産の繰り返しは、母体にとって大きな負担となりますし、さらには病気や寿命を縮める原因ともなるんです。

猫を迷惑だと思う人、猫を可哀そうだと思う人、双方に正しい知識を持って頂いたうえで、人と猫が共存する素敵な社会を私たちは望んでいるのですが、人間の都合で動物たちを捨てた結果がこの数字です。

これは、平成30年に全国で保健所に引き取られたワンちゃんと猫ちゃんの数(犬36,000 猫56,000)です。

悲しいことに15%にあたる14,000匹は飼主からの引き取りです。残りの78,000匹の中にも、最初から「野良」だったわけではなく「遺棄」されたペットも多くいると思います。

この 92,000匹の動物たちの内、12,000が飼主に無事返還、42,000が譲渡されます。
でも残りの 38,000もの命は殺処分されるんです。

最初にお伝えした13分に1頭という数字は、1年=525.600分、これを38,000で割った数字です。

この13分に1頭の殺処分を一刻も早くゼロにするために、私たちは日々 TNR活動を行なっています。